魔法のラビリンス 【DREI MAGIER/ドライマギア】
<ゲームのあらすじ>
プレイヤーは魔法使いの見習いとして、魔法の迷路を探検します。
魔法の迷路では「魔法の印」を探すことを目指しますが、
どうやらその迷路には見えない壁があり、正解となる道を見つけないとなりません。
間違えてしまうと、入り口に戻されてしまうという魔法の迷路。
果たして無事に魔法の印を集めることはできるのでしょうか。
2~4人で遊べ、対象年齢は6歳頃から。
1ゲームの時間はおおよそ20〜25分。
【ゲームの仕組み】
プレイヤーがゲームボード上を動かすコマの底面がマグネットになっており、ゲームボードを金属製ボールの磁力で挟んだ状態で動かします。コマを動かすと下の金属ボールもスーっと動きます。
コマを動かすゲームボード上には障害物はありませんが、ボールが動く階層にはあちこちに壁がある迷路になっており、ボールが壁に当たるとゴトンと下に落ちてしまうという仕組みになっています。
【ゲームの準備】
3層構造となるゲームボードを準備します。
木製の壁パーツを使い、地下迷路を作ります。この地下迷路には初級と中級の初期位置が案内されますが、もちろん自由なかたちに迷路を作って挑むこともできます。
ゲームボードを組み上げたら、ぐるぐると回します。こうすることで迷路の構造を無意識に記憶していてもすっかりごちゃ混ぜになります。
そうしたらプレイヤーのコマを配置し、ゲームボードを挟んだ底部に金属ボールを磁力でくっつけます。
【ゲームスタート】
準備ができたら、布袋に入れてある魔法のチップを1枚取り出します。
魔法のチップとボード上には同じ絵柄が描かれており、魔法チップの描かれた印と同じ絵柄のマスを全員で目指します。
プレイヤーは時計回りで順番に行い、自分の手番になったらサイコロを振ります。
出た目の数だけコマを動かしますが、見えない壁があることを忘れずに慎重に考えて動かします。
【無事に進めた?それとも壁にぶつかった?】
何の音もせず、静かに進めたら大丈夫です。
しかし、コマを進めている途中で「ゴトン!」と音がしたら、ゴロゴロと底面に付いていたはずのボールが四隅に転がってきます。こうなってしまったら「見えない壁」に当たってしまったサインとなり、そのプレイヤーはスタートの位置に戻らなくてはなりません。
【壁に当たってまた進んで、を繰り返す】
見えない壁に当たってボールが落ちる。そう繰り返すなかで、「見えない壁」の位置をなんとなく把握していかなくてはなりません。
「さっきはあそこに壁かあったから、こっちのルートを通らないと、、」と、内部の見えない迷路を想像してコマを進めます。
そうしていちばん早く目的地である「魔法の印」に辿り着けたプレイヤーがそのチップを獲得できます。
獲得できたら、すぐに新しいチップを取り出して次の目的地を決めます。
【ゲームの終了】
誰かがチップを獲得できたら、また次のチップを。と繰り返すうちに、見えない迷路が徐々に把握できるようになるかもしれません。
そうして5枚のチップを獲得できれば、そのプレイヤーが勝者となります。
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ゲームボード上には何も障害物がないので最短距離で進めたくなりますが、「見えない壁」があるというギミックが楽しいゲーム。組み立てている段階で迷路の構造を覚えてしまうのではと心配になるかもしれませんが、ゲームボードを回転させることですっかり分からなくなります。
また、迷路の構造は自由に変えることもできるため、遊ぶたびに新しい迷路で挑戦することもできます。ゆっくりと慎重に動かすと微か壁に当たった抵抗感がありますが、コマを動かしながら「前、右、前」と宣言してから動かすようにするなどするとズルも防止できます。
壁に当たるかどうかは運。そして失敗を恐れずに、いかに早く迷路の構造を把握するかが重要ですが、それに加えて次々と変わる目的地に有利な位置にいるか、とやっぱり運の要素も多い。
運、戦略、記憶の要素が程よく、ドライマギアのステキなイラスト世界観も相まってワクワクできるゲームです。
※パッケージのデザインなどは予告無く変更となる場合がございますのでご了承下さいませ。