口に入れても、安全な蜜ろうクレヨン
そもそも、蜜ろうって何でしょうか。
蜜ろうとは、ミツバチの巣のこと。
細かく言うと、それをお湯で溶かして、、と作っていくのですが、
ミツバチが使わなくなった巣から採取しているのです。
蜜ろうを使った「絵を描くもの」としては、
さかのぼると、紀元前1世紀頃のエジプトまでさかのぼります。
その頃の肖像画などは、
蜜ろうに着色料を加えたもので書いていたようです。
今でもよくテレビなどで見ますよね。
これほどまで、経年劣化がないというのは驚きですね。
シュトックマー社の蜜ろうクレヨン
シュトックマー社の蜜ろうクレヨン。
実は全部で24色あります。
このセットは、そのうちの基本色とされている8色。
これだけでも、どんな絵も描くことができます。
実際の色は、こんな感じです。
蜜ろうクレヨンだけを見ると、
ちょっと暗めに感じるかもしれませんが、
実際に書いてみると、これだけ鮮やかになります。
シュトックマー社のクレヨンは透明感があり、発色が良いのです。
普通のクレヨンより、色は鮮やか。
触ってみれば分かるのですが、
べたべたしませんし、匂いもやさしいのです。
それは一般的なクレヨンが石油由来の成分に対し、
蜜ろうクレヨンはパーム油などの植物由来の油を使っているため。
折れにくい、蜜ろうクレヨン。
シュトックマー社の蜜ろうクレヨンは折れにくいのです。
実際に触ったり、書いたりすると分かるのですが、
蜜ろうクレヨンはちょっと硬めの感触。
基本的に、一般的なクレヨンというより、
ろうそくをイメージしてもらった方が良いと思います。
ですので、書いているときにボキッと折れたり、
ケースに入れて運び、開けたら折れてた・・・なんてことは
あまり起こりません。
もちろん、思い切り力を入れれば折れます。
ちなみに「硬い」と言いましたが、
画用紙はもちろん、コピー用紙でもジャンジャン書けます。
短所は、、、正直、見当たりません。
希少な蜜ろうを使っているため、
比較すると価格が高いくらいでしょうか。
蜜ろうクレヨンの付属品
シュトックマー社の蜜ろうクレヨンには、付属品があります。
スクラッチスティック。引っかき棒です。
これを使うことにより、
クレヨンで描いた部分を削ることができます。
「やり直し」するのではなく、技法として使います。
何色も重ね塗りをした部分を引っかいて下の色を出したり、
色を薄くしたりと色々使えます。
こういったものがあると、ちょっと楽しいですよね。